イベント

2018年5月19日(土)2018年5月20日(日)国際生物多様性の日記念イベントの開催について

  この度,京都市動物園では,5月22日の「国際生物多様性の日」に合わせて,生物多様性を市民の皆様と考えるイベントを5月19日(土)と20日(日)の2日にわたり開催しますので下記のとおりお知らせします。
 本事業は,平成30年度京都市動物園生き物・学び・研究センターパワーアップ事業として開催します。

1 地域の生物多様性を知る
~「平安神宮神苑の生物多様性について」~

 琵琶湖疏水で京都市動物園とつながる平安神宮から,宮司代務者の本多和夫氏にお越しいただき,神苑の生物多様性についてお話しいただきます。

 (1) 実施日時
 平成30年5月19日(土)
午後2時~午後3時
 (2) 実施場所
 正面エントランス レクチャールーム
 (3) 講演内容
 動植物をこよなく愛する本多さんが撮影された貴重な写真を見ながら,一万坪の広さを誇る庭園「神苑」に生息する魚や植物など多様な生き物についてのお話を聞きます。
 (4) 定  員
 80名(事前申込み不要) 
 ※ 本講演は,京都市動物園で実施している「守れ!イチモンジタナゴ!!プロジェクト2018」の一部としても行われます。

2 国際的な生物多様性を考える
~「あたらしい野生の地~リワイルディング」上映会 ~

   この作品は,野生動物撮影にかけて世界最高水準の16名のカメラマンチームが全力で取り組んだドキュメンタリー映画です。 今回は,日本語字幕を監修された明治大学の管啓次郎先生と,京都府立大学の松田法子先生をお招きして,この映画についての対談を通して映画を解説いただきます。

  (1) 「あたらしい野生の地~リワイルディング」上映会

 上映日時
 平成30年5月20日(日)(97分間)
○ 第1回上映 正午~午後1時37分

○ 上映の合間にトークイベントを行います。 午後1時40分~2時30分(下記(2)を御参照ください)
○ 第2回上映 午後2時35分~4時12分

 上映場所
 正面エントランス レクチャールーム
 定  員 80名(事前申込み不要)

内 容  人間が開発し,その後放置したオランダの干拓地に新しく生まれた野生の王国を,野生動物撮影にかけて世界最高水準の16名のカメラマンチームが全力で取り組んだドキュメンタリー映画。舞台となるのはオランダ・アムステルダム近郊にあるオーストファールテルスプレッセン自然保護区。この場所に600日間カメラを向け,動物や植物のクロースアップや水中撮影,長時間定点撮影した映像を短くつなぐ「タイムラプス映像」など,あらゆる技法を駆使して撮影されています。動物たちの息づかいや場所の様子,気候の様子が手に取るように伝わってくる映画です。  

(2) 管啓次郎先生と松田法子先生のトークイベント

   日 時 平成30年5月20日(日)
       午後1時40分~2時30分(50分)   

   対談者 管 啓次郎(明治大学大学院理工学研究科・教授)
       松田 法子(京都府立大学大学院生命環境科学研究科・講師)
   進行: 田中正之(京都市動物園 生き物・学び・研究センター長)

   場 所  正面エントランス レクチャールーム 
   定 員  80名(事前申込み不要)

   内 容  対談を通じて作品の背景説明をしていただくとともに,参加者との質疑応答を行っていただきます。

  *対談者について
  管 啓次郎(すが・けいじろう) 
詩人,比較文学者。明治大学大学院理工学研究科「場所,芸術,意識」プログラム教授。主な著書に『コロンブスの犬』,『狼が連れだって走る月』,『野生哲学』(小池桂一との共著),『数と夕方』(詩集)など。マトゥラーナとバレーラ『知恵の樹』,サン=テグジュペリ『星の王子さま』など翻訳書も多数。

  松田 法子(まつだ・のりこ)
建築史・都市史・領域史。京都府立大学大学院生命環境科学研究科講師。民家・町並みから大都市・集落まで,建築と集住体のフィールドワークを幅広く行う。近年は「領域史」として,地形・地質・水系などと地域史を複合させた広域なエリアスタディにも取り組む。著書に『絵はがきの別府』,『危機と都市』など。

3 後  援
  京都大学霊長類学・ワイルドライフサイエンス・リーディング大学院

4 問合せ先
  京都市動物園 生き物・学び・研究センター
    電話 075-771-0210