イベント

2017年3月17日(金)~2017年4月6日(木)2017年4月15日(土)~2017年4月16日(日)「野生動物学のすすめ2017」開催します!

 京都市と京都大学の「野生動物保全に関する教育及び研究の連携」を記念した事業「野生動物学のすすめ」を平成29年4月15日(土)~16日(日)に下記の内容で開催します。
                                           記
1 山極寿一 先生 講演会 *募集は終了しました。
 野生動物を理解するうえで,動物園がどんな情報を必要としているのか。野生動物の保護に動物園はどんな役割を果たせるのか。将来の動物園のあり方を山極先生からお話しいただきます。
  ア 実施日時 平成29年4月15日(土)午後1時00分~午後3時00分
  イ 実施場所 正面エントランス レクチャールーム
  ウ 講演内容 
    (1) 「ウガンダ共和国ブウンディの人々とマウンテンゴリラ」
         大塚亮真(京都大学アジア・アフリカ地域研究研究科大学院生)
    (2) 「野生の窓としての動物園-ゴリラを例にして」 
         山極寿一(京都大学総長/京都市動物園特別学術顧問)
  エ 定  員 80名(募集は終了しました)

※大塚亮真は,京都大学霊長類学・ワイルドライフサイエンス・リーディング大学院で山極先生から指導を受けている大学院生です。マウンテンゴリラの生息地のひとつとして有名なウガンダのブウンディ国立公園において大学院の研究を行っており,今回はマウンテンゴリラの保全に関わる人々とゴリラについて写真を見ながら話します。それを受けて,山極先生にご講演をいただく予定です。

2 体験型学習プログラム
 少人数向けの体験学習プログラムを提供します。事前募集プログラムは,下記の申込方法を御確認のうえ,御応募下さい。
 ⑴4園館連携ワークショップ
  「きょうと☆いのちかがやく博物館」4園館連携事業の一環として,動物園(動物),植物園(植物),水族館(水生生物),青少年科学センター(昆虫)が一堂に集い,少人数参加型の体験学習プログラムを提供します。
①動物園
 ア「ゲノム解析実習」
  日時 平成29年4月16日(日)午前10時~午後3時
  場所 正面エントランス レクチャールーム
  定員:8名(事前募集)
  対象:中学生,高校生,教員
  内容 動物の試料から,遺伝子を抽出して分析する過程を体験できます。

 イ「ゴリラのゲンタロウに挑戦」
  日時 平成29年4月16日(日)午後1時~3時
  場所 正面エントランス レクチャールーム
  定員 時間内制限なし
  内容 ゴリラのゲンタロウが取り組む勉強の課題を体験できます。

②京都府立植物園
 「園長・副園長の園内ガイドin動物園」
  日時 平成29年4月15日(土)午前10時~,11時~(各回30分)
  定員 各回10名(計20名)(事前募集)
  場所 京都の森
  内容 植物園で定期開催している「園長・副園長の園内ガイド」を動物園で出張ガイド!~植物観察のイロハ!植物を身近に!~

③京都市青少年科学センター
 「昆虫がつくる繊維~「まゆ」から糸を取り出そう~」
  日時 4月15日(土)午前10時~午後0時  1回5分
  場所 学習利便施設・レクチャールーム(東側)
  定員 6名ずつ程度
  内容 カイコは数千年前から人間に飼われてきた昆虫です。幼虫からサナギになるときに作られる「まゆ」から,絹糸を取り出してみよう。

④京都水族館
 「守れ!イチモンジタナゴ プロジェクト」
   日時 平成29年4月15日(土)午後1時30分~3時
  場所 イチモンジタナゴ飼育場
  内容 国内希少種である淡水魚イチモンジタナゴを繁殖させるために行っている活動にご協力いただきます。
      ※事前募集はすでに終了しています。

⑵京都大学連携ワークショップ
 京都大学野生動物研究センターと農学研究科森林科学専攻の教員や大学院生による少人数参加型体験学習プログラムを提供します。
①杉浦秀樹先生「動物の声を“見て”みよう」
 日時 平成29年4月15日(土) 午前10時~,11時10分~(各回50分)
 定員 各回10名(計20名)(事前募集)
 内容 動物園では,様々な動物の声を聞くことができます。人にはまねできないような 鳴き声もあります。そんな動物の声は,どうやって表したらいいのでしょう?カタカナで表すのもなかなか難しいし・・・そこで,動物の声を図に表す「スペクトログラム」というものを用いて,声のパターンを見てみることにします。

②斎藤美保さん,川北安奈さん 「アフリカの草原」でキリンを観察してみよう!
 日時 平成29年4月16日(日)午前10時~,11時~ (各回40分)
 場所 アフリカの草原
 定員 各回9名(計18名)(事前募集)
 内容 私たちはアフリカのタンザニアという国で野生キリンの研究をしています。キリンの生活を知るために,一頭ずつキリンの模様を見わけたり,キリン同士の距離を調べたりするのです。今回は,そんなキリン研究の世界を少し体験してみませんか。京都市動物園にいるキリンをよく観察して,一緒に模様の区別や距離の測定にチャレンジしてみましょう。

 ③水野佳緒里さん「仲間とともに暮らすアジアゾウを観察してみよう」
 日時 平成29年4月16日(日)午前10時~,11時~ (各回30分)
 場所 ゾウの森
 定員 各回5組10名(計10組20名)(事前募集)
 内容 アジアゾウは仲間同士でコミュニケーションを取るために超低周波音(20 Hz以下の音)を含む音声を出すことがある。超低周波音は人が聞き取ることはできず,それを記録するには特殊なレコーダーが必要である。今回の観察会では,群れで暮らすアジアゾウがどのようにしてコミュニケーションを取っているかを調べる方法について,超低周音計を用いながら説明する。

 ④山梨裕美さん,川上文人さん「チンパンジーをじっくり観察!~みんなでチンパンジーを喜ばせよう~」
 日時 平成29年4月16日(日)午前10時~,11時~ (各回45分)
 場所 類人猿舎
 定員 各回10名(計20名)(事前募集)
 対象 小学生
 内容 簡単なエンリッチメントを作成する(消防ホースにピーナッツを詰める,小枝にトマトを差し込むなどをして,段ボール箱に詰める等)。チンパンジーの屋外運動場に段ボール箱を上から投げ入れて,チンパンジーの反応を観察。

 ⑤高柳敦先生「“シカになって”シカを防ぐ-柵作りにチャレンジ!-」
  日時 平成29年4月16日(日) 午後1時15分~2時
  場所 京都の森シカ舎
  定員 10名(事前募集)
  対象 小学生以上(すべり止め軍手が必要)
  内容 現在,京都市内でもシカが増えて,山の植物もすごく減ってしまうほどです。そのため,柵でシカを防いで植物を守ることが必要です。用意されている資材で,シカの気持ちになりながら柵を作りましょう。果たして,みんなはシカを防ぐことができるかな?

⑶ 申込方法
1. 募集開始 平成29年3月17日(金)~4月6日(木)必着
2. 応募方法 メールikimonomanabi@city.kyoto.lg.jp 又は往復はがき
3. 必要事項 参加を希望するプログラム名,参加者の住所,氏名,年齢,学年,電話番号(複数名の場合は全員の氏名)
4 .申込先  〒606-8333 京都市左京区岡崎法勝寺町岡崎公園内
                     京都市動物園 生き物・学び・研究センター
    •返信はがきには必ず代表者の住所・氏名を記載してください。
    •お申込みいただくプログラムの数に上限はありませんが,時間の重複に御注意ください。
    •申込多数の場合は抽選となります。
    •なお,定員に余裕がある場合は当日整理券を配布します。

3 ブース展示について
  野生動物の保全等に取り組むNPO団体などによる活動内容を紹介します。
1. 実施日時 平成29年4月15日(土),16日(日)午前10時~午後3時
2. 実施場所 正面エントランス 芝生広場
3. 定  員  なし

4 野生動物写真展
 京都大学で特に海外の調査地で野生動物を対象とした研究を行っている研究者の方から提供いただいた,野生動物の写真を展示します。
 ⑴ 展示期間 平成29年4月11日(火)~5月14日(日) 午前9時~午後5時
 ⑵ 展示場所 正面エントランス 図書館カフェ                           

5 参加費
  無料(動物園入園料は必要です)

6 主  催
  京都市動物園,京都大学野生動物研究センター

7 後  援
  京都大学霊長類学・ワイルドライフサイエンス・リーディング大学院

8 協  力
  ボルネオ保全トラストジャパン,サンクチュアリ・プロジェクト,ポポフ日本支部,マハレ野生動物保護協会,(公財)日本モンキーセンター,他

9 問合せ先
  京都市動物園 生き物・学び・研究センター
    電話 075-771-0210

    

                  (昨年の様子)