飼育員ブログブログ

2017年1月18日(水)キリンのウンコ事情と“恋”模様

京都市動物園で生活するキリンのキヨミズは,
先日の「ヨシダ」の誕生で,6頭の父親になった,
立派なキリンです。

キリンの妊娠期間は約15ヶ月で,
交尾時期によっては寒い冬場の出産をになってしまうこともあります。
そこで,暖かいシーズンに出産を行ってもらうため,
ここ約5ヶ月間,ミライに発情が来るたびに,
キヨミズを分けて飼育していました。
キヨミズはもともと,食が細いキリンで,
若い頃から担当者がいろんなことをしながら,
何とかこの年齢まで生活してきたのですが…。

↓そんなキヨミズの“恋煩い”症状がこちら↓

ミライの発情が近くなると,食の細さがさらに際立ち,
ウンコの形が,小さく,どんどんいびつになります・・・。
↓ちなみにまだマシなキヨミズのウンコはこちら↓

2週間ごとにこんな風に落ち込みが見られるのが,
ここんとこの悩みの種だったのですが,

よーーーーーーーーーーやく!!交尾が解禁になりました!

本格的なミライの発情は,明日以降のようですが,
今日も午前中から,キヨミズがタイミングを見計らっています。
(ミライはまだ色気よりも食い気なご様子で…普通に食べに回ってますが)
頑張れ!キヨミズ!ミライ!!\(^o^)/

さて,発情が始まったのはミライだけではなく,メイもようやくです!

ただ,まだ体が小さいので,もう少し成長してからと言うことで,
しばらくキヨミズの恋煩いはまだまだ続きそうです…。

さて,成長と言えば,ヨシダも少しずつ成長しているようで,
最近,ヨシダのウンコがちり取りの網目に乗るようになってきました。

ウンコからキリンのいろんな情報を学ばせてもらってます。
                     キリン担当 オカベコウタ