救護センターブログブログ

2019年10月24日(木)9月の救護状況

<救護件数>
9月は鳥類5種5羽の搬入がありました。
そのうち,キビタキ,カワセミ,メボソムシクイが無事に野生へと帰っています。

                キビタキ

                カワセミ

                メボソムシクイ

<救護原因>
搬入された鳥類5羽のうち4羽の原因が窓ガラスなどの人工物に衝突したことに
よるものでした。
年間を通して最も多い救護原因であり,昨年は搬入された鳥類86羽の内,
約3割にあたる28羽が衝突により搬入されています。


頭を打ったために身体のコントロールが効かなくなったり,
衝突の衝撃により骨折や内臓を損傷する個体が多く見受けられます。

            神経症状を呈したメジロ
             (2017年11月の例)

           肺を損傷し死亡したキビタキ
             (2019年8月の例)

<対策>
多くの野鳥の場合,窓ガラスの反射により草木や空があると勘違いし,
全速力で衝突してしまいます。
窓際にカーテンやすだれなどを掛け,
反射しないよう対策をして頂けると幸いです。
また,衝突した野鳥を発見された際はダンボールなどに入れ安静にし,
救護センターまでご連絡ください。

ご協力よろしくお願い致します。

救護スタッフ アベ