救護センターブログブログ
2017年2月9日(木)メジロの舌
みなさんはご存知でしょうか?
メジロの舌先が枝分かれして筆のようになっていることを!
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治療の甲斐なく,亡くなってしまったメジロの
口の中をちょこっと拝見させてもらいました。
なぜ,こんな変わった舌になっているかというと・・・
メジロは花の蜜が大好物だからです。
ツバキ,ウメ,サクラ・・・などの花に嘴を刺し,
舌でなめとります。
そのときにツルンとした舌だと,あまり蜜が舌に絡みませんが,
枝分かれし,フサフサした舌だとよく蜜が絡むのですね(^^)
また,蜜を舐めるときに,雄しべに触れて顔は花粉まみれになります。
そのまま,別の場所に咲いている同じ花の雌しべの
蜜を舐めれば受粉完了!
そんな役割もしているのです(^^)
メジロと同じように,花の蜜が好物であるヒヨドリの
舌先も枝分かれしていました!
姿が少しメジロと似ているメボソムシクイの舌先は
ヒヨドリとメジロほどではありませんが,
ほんの少しだけ舌先が枝分かれしていました。
鳥はたくさんの種類がいて,
それぞれの生活環境によって,体が少しずつ違っていて・・・
知れば知るほど面白いですね!(^^)
※鳥インフルエンザ流行に伴い,救護センターでは鳥類の受付を一時ストップして
いましたが,2月6日より受付を再開いたしました。
鳥インフルエンザにかかりやすいとされている,リスク種1・2の鳥類に
関しては,受付できませんので,ご理解の程よろしくお願いいたします。
救護センタースタッフ 勝見