飼育員ブログブログ
2021年1月29日(金)ヨシ刈り‐3
2005年に鉢植えでいただいたときは,まだ南側の木杭は1ラインしかありませんでした。
その後,飼育担当者によって,新しく睡蓮(すいれん)エリアと
ガマ・ヨシエリアが整備されていました。
そこから,さらに今の広さに拡張されたのは2010年で,2016年に連携協定を結んだ京都精華大学の学生の卒業研究の一環でした。自分たちで杭を作るところからはじめ,
耐久性を高めるため焼き杭にし,
池底に打ち込んでいきました。
あわせて,客土もしました。
こうした取組を経て,ヨシ原は今の形となりました。
その後,2016年に「イチモンジタナゴプロジェクト」を立ち上げ,希少淡水魚の保全に取り組んできました。
まだまだ課題は残っていますが,ヨシ刈りで懐かしく思い起こした出来事を振り返り,気持ちも新たに目標に向かって進んでいけたらと思います。そして,もちろんイチモンジタナゴプロジェクトは2021年度も取り組みますので,興味のある方の御参加をお待ちしております。
副園長 和田