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2019年6月24日(月)やったことありますか!?カエル釣り

 皆様は,カエル釣りをやられたことはありますか?
 3年前から噴水池でザリガニ釣りをプログラムとして実施するとともに,駆除活動を進めていたところ目に見えて数が減ったように思います。
 しかし,その影響があるのか,今度はカエルが一気に増えてしまいました。
 そこで,次はカエル釣りをプログラムに出来ないか?と思い試してみましたので,その結果をお知らせします。
 基本はザリガニ釣りと同じです。レッサーパンダの食べ残しの竹の棒にたこ糸をつけたものが釣竿です。そして,エサにはミルワームやコオロギを準備しました。
 カエル釣りは見ながら行いますので,まずはカエルを見つけます。どこにいるかかわりますか?
 
 そして,見つけたら口元にエサを近づけます。すると「パクッ」と食いつきます。
 
 食いついた後は,しっかりエサを飲み込ませ,吐き出されないように引き上げ,バケツなどに受けます。
 ちなみに,このお腹のまだら模様は「ツチガエル」の特徴です。
 
 実は,カエルは胃袋ごと吐き出すことができるので,しっかり飲み込ませる必要があるのです。
 
 ということで,比較的簡単にゲット。しかも抱接中(オスがメスを抱きかかえて産卵まち)だった!
 また,背中側のイボが縦長なのも「ツチガエル」の特徴で,似ている「ヌマガエル」との違いになります。
 まぁ,実際にやってみて,楽しいワークショップになるなというのが感想です。
 ただし,本当に釣りたいのは「ウシガエル」なんです。しかし,こちらは警戒心が強く,すぐに逃げてしまい,明るいうちはまったくダメでした。
 
 やっぱり,夜行性のウシガエルを釣るのは夜の方がよさげ・・・ということで,次は夜に挑戦してみたいと思います。
 種の保存展示課 和田