飼育員ブログブログ

2014年1月20日(月)最後のお正月

現在,43歳になるアジアゾウの美都チャンは,仔ゾウの時にマレーシアから来園し,35年間,京都市動物園のゾウ舎で暮らしてきました。

現ゾウ舎は大正12年に建築され,今年で築91年になります。

大正時代に建てられた木造建築ですが,外見的にもモダンな建物で,夏は涼しく,冬は暖かい,ゾウにとっては快適な生活の出来るゾウ舎です。

現在,ゾウ舎北側に27年度春オープン予定の「ゾウの森」をただ今建設している所です。そして,今年度中にはラオスから新たに4頭の仔ゾウ達が来園する予定です。(^^)y

今のゾウ舎は建築面積422.72㎡ですが「ゾウの森」は約2000㎡とたいへん広くなります。

今年11月に現ゾウ舎は91年の幕を閉じて解体されます。

個人的には大好きなゾウ舎なのでとても残念な思いです・・・(;;)

 

美都チャンも新しいゾウ舎へ引っ越しをする楽しみもあり,不安も多いと思いますが,ラオスからの仔ゾウ達と一緒に仲良く暮らして行ければと願うばかりです。

美都チャンと新しく来園する仔ゾウ達がこれからも快適な生活が送れるよう,より一層,ゾウ担当者一同頑張ります。

2014年1月・・・・美都チャンにとって,今のゾウ舎での最後のお正月が過ぎました。

                                                          種の保存展示課

                               ヤナギモト