2011年2月24日（木）クマの冬眠

「冬眠しないのですか？」
クマの担当になって、何度もこの質問を受けました。
野生のクマは食べ物が豊富な秋にいっぱい食べて脂肪を蓄え、食べ物がなくなる冬には木のうろなどの穴に入って春を待ちます。（メスはその間に出産をします。）

では、動物園のクマたちはどうでしょう・・・・？
京都市動物園には2種類のクマがいます。
まずは、エゾヒグマのアイちゃんのおうちにお邪魔しました。

放飼場の隅っこに丸太などを運んで寝床を作って寝ています。
私が写真を撮っていると・・・・

ひょっこり起きました。
そして・・・・・

ちょっと前に進んで・・・・

またまた寝てしまいました・・・・・＾＾；
とっても、とっても眠いみたいです。
寒くなると食欲も減り、動きも鈍くなりますが冬眠はさせていません。
動物園では毎日エサがありますし、冬眠させなくても大丈夫です。
（冬眠させている動物園もありますよ）
ちなみに、部屋に入ると・・・・・

エサのハクサイを隣の部屋からせっせ　せっせとかき集め、
寝床を作って寝ます。（夏はしません！）

そして我が園のアイドル、スーパーおばぁちゃんのサクラ（ニッポンツキノワグマ）はといいますと・・・・
夜は相変わらずタイヤの上で毛布を敷いて丸くなって寝ています。

でも、今年の冬は冬眠モードに入らなかったようで、食欲旺盛のまま。

毎日外に出れば、寝ることなく活発に動いています。
（このオレンジの玉にはエサが入っています。）
さすがスーパーおばぁちゃん！！

サクラちゃんは、日中も良く動いていますので会いに来てくださいね　＾＾

飼育課　タカギナオコ