飼育員ブログブログ

2010年4月23日(金)いざ!ガボン共和国へ!!

明日から5月13日までの予定で、ガボン共和国に出張に行ってきます。

ガボン共和国は西アフリカに位置しており、カメルーン,赤道ギニア,コンゴ共和国に囲まれた国土の約8割が熱帯雨林の国です。ここではニシゴリラ、チンパンジーの大型類人猿をはじめ、マルミミゾウ,シタツンガなど様々な野生動物が生息しています。

今回の出張は、京都大学が数年前からニシゴリラなどの観察を行っているムカラバ・ドゥ・ドゥ国立公園で野生のゴリラを観察しながら、ガボンの人たちに、ゴリラの飼育方法や彼らとの接し方などを伝えること、動物園が存在しない同国の人たちに動物園の役割などを説明することが主な仕事です。

もちろん伝えることも大事な仕事ですが、それ以上に野生のゴリラたちを目の当たりにして、飼育されているゴリラと「どこが違い、どこが同じなのか」など感じることや教わってくることもかなり多くなると思います。

帰国後には、市民の皆様にフィードバックできるように、いろいろな体験をしてきたいと思っています。

ガボンは今、雨期にあたり、かなり多くの虫が吸血してきますし、毒蛇も多数生息しているなど不安な要素が多いのですが、持ち前のポジティブさで乗り切ってこようと思います。

無事に帰国したら、またブログでも現地の様子などをお伝えする予定です。

それでは皆さん気をつけて行って来ます!!

ニシゴリラ担当  長尾充徳