生き物・学び・研究センターブログ

2018年7月12日(木)ラオスより友人来たる(その1)

京都市動物園では,毎年6月終わりの時期に,子ゾウたちのふるさとラオスから,
「ゾウの繁殖プロジェクト」に関わる人たちを招き,ゾウ達の様子を見てもらったり,セミナーや講演会などを開いてラオスについての情報交換をしています。
※「ゾウの繁殖プロジェクト」については,当園HPの「ゾウの繁殖プロジェクト」のページをご覧ください。

今年は6月26日にの早朝,関西国際空港に到着されました。
ラオスを代表して来日されているので,まず最初の日に京都市長を表敬訪問されました。

今年の代表団は
ラオス農林省森林局次長のサントンさん(写真中央,左から6番目)を筆頭として,
ラオス国立大学森林科学部副学部長のシットンさん(左から5番目)
サイニャブリー県農林局次長のカムケウンさん(右から4番目)
サイニャブリー県ゾウ協会長のプービエンさん(右から3番目)
首相府総合研究局経済部門室長のブンセウトさん(右から2番目)
の5名でした。

ほとんどの人たちは,これまでラオスを訪ねたときにお世話になった方々です。
久しぶりの再会をよろこび合いました。

ラオス一行の歓迎会の記念写真。

翌日,さっそく京都市動物園でゾウの視察を行いました。

ラオスのトンシン首相(当時)の来園記念碑の前で記念撮影


久しぶりにラオス語を聞いて喜ぶゾウたち。

ゾウたちの元気な様子を見て喜ぶラオス人たち。
ゾウ舎の中を視察。日本で何を食べているか興味をもたれていました。

ラオスの方からは,ゾウ達が健康に飼われていることを確信されて,一日も早い赤ちゃんの誕生を期待すると仰っていただきました。

午後は京都大学に移動して,国際セミナーです。
ちょっとだけ平安神宮に立ち寄って,記念写真。

京都大学野生動物研究センターでの国際セミナーでは,サントンさんと,シットンさんにお話しいただきました。

このセミナーは,京都大学霊長類学ワイルドライフ・サイエンス・リーディング大学院の国際セミナー「アシュラ・セミナー」としても開講され,ウェブページでも紹介いただきました。(外部サイトへリンクされています)

つづく。


田中正之