生き物・学び・研究センターブログ

2016年12月8日(木)実のなる木 弐拾壱

前回に続いて縁起ものの木で,その大きな葉が手の形に似ていることから,人を招くという縁起があります。
また「テングノハウチワ」という別名もあります。

その実は,球形で4月から5月に黒く熟すのですが,実を食べて種子を散布する鳥の繁殖期を狙っているようです。

なお,この木は京都の森のあまり日の当たらないところに生えており,典型的な陰樹(日の当たらなくても育つ)になります。

【ヤツデ】
目:セリ
科:ウコギ
属:ヤツデ
学名:Fatsia japonica
英名Japanese Aralia
備考:常緑低木

生き物・学び・研究センター 和田