生き物・学び・研究センターブログ

2015年8月13日(木)ローラとタカシ

タカシです。

ローラです。

お尻の部分がピンク色に腫れて見えるのは,病気ではありません。チンパンジーのメスは,このようにお尻の部分(正確には性皮と言います)が腫れて,排卵が近いことを知らせます。
いわゆる「発情期」を知らせるシグナルなのです。
オスのチンパンジーは,このお尻を見ると,色めきたってメスにアプローチするのです。

京都市動物園ではタカシとローラの間での繁殖を目指して,
ローラの発情期には,ジェームスやコイコ,ニイニと離して,タカシとローラの二人だけにしています。

で,タカシの反応はいうと,
まったく興味がないわけではなさそうです。。

ただ,あまり熱心ではありません。

結局,何もないまま,立ち去るローラ。

屋外運動場で,ひとりたたずむローラ

そのローラを隣の運動場から眺めるコイコとニイニの姿がありました。

ところでタカシはどこに?

キーパー通路につながるドアの前にいました。

みんなと一緒にいる方がいいのかな?
もうしばらく,様子を見ることにします。


田中正之