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生き物・学び・研究センター

京都市動物園における研究成果(2016年度)


2016年度の成果発表をまとめました。(2017年4月22日更新)

論文

(新着) 共同研究論文が北米動物園水族館協会(AZA)の機関誌”Zoo Biology”に掲載されました。
「飼育下シマウマ個体群の分子遺伝学に基づく多様性と家系解析基づく多様性の矛盾する結果は,動物園の遺伝的管理が直面する課題を明らかにする。」(伊藤英之,ロブ・オグデン,ターニャ・ランゲンホルスト,井上-村山美穂)
Ito H, Ogden R, Langenhorst T, Inoue-Murayama M (2017) Contrasting results from molecular and pedigree-based population diversity measures in captive zebra highlight challenges facing genetic management of zoo population. Zoo Biology 36(1): 87-94.
*京都大学野生動物研究センターの村山教授らとの共同研究の成果です。
[要旨] Zoo conservation breeding programs manage the retention of population genetic diversity through analysis of pedigree records. The range of demographic and genetic indices determined through pedigree analysis programs allows the conservation of diversity to be monitored relative to the particular founder population for a species. Such apporaches are based on a number of well-documented founder assumptions, however without knowledge of actual molecular genetic diversity there is a risk that pedigree-based measures will be misinterpreted and population genetic diversity misunderstood. We examined the genetic diversity of the captive populations of Grevy’s zebra, Hartmann’s mountain zebra and plains zebra in Japan and the United Kingdom through analysis of mitochondrial DNA sequences. Very low nucleotide variability was observed in Grevy’s zebra. The results were evaluated with respect to current and historic diversity in the wild, and indicate that low wild genetic diversity prior to recent population declines. Comparison of molecular genetic diversity measures with analogous diversity indices generated from the studbook data for Grevy’s zebra and Hartmann’s mountain zebra show contrasting patterns, with Grevy’s zebra displaying markedly less molecular diversity than mountain zebra, despite studbook analysis indicating that the Grevy’s zebra population has substantially more founders, greater effective population size, lower mean kinship, and has suffered less loss of gene diversity. These findings emphasize the need to validate theoretical estimates of genetic diversity in captive breeding programs with empirical molecular genetic data.

<新着>共同研究論文が掲載されました。
「動物園で給餌している樹葉の重量推定と栄養含量の季節変化」

塩田幸弘,八代田真人,河村あゆみ,田中正之 (2017) 動物園で給餌している樹葉の重量推定と栄養含量の季節変化. 日本畜産学会報 88(1): 9-17
[要旨] 日本国内の動物園でキリン等に一般的に給餌されている樹種4種(ニセアカシア,シラカシ,トウネズミモチ,ヤマモモ)を対象に,1)葉重量と枝切断面直径の関係から給餌量推定法の確立を行い,2)樹葉の栄養含量とその季節変化を評価し,キリンの飼料としての有効性を明らかにすることを目的とした.回帰分析の結果,枝切断面直径(X)から葉重量(Y)を推定することが可能であることが示された(全樹種を合わせた回帰式:Y = 0.819 X2.028 ,R2 = 0.784, P < 0.001).また樹葉の栄養含量については樹種ごとに異なる季節変化が認められ,葉の更新・加齢だけでなく,冬季および越冬後の環境変化の影響が示唆された.結合性蛋白質(BP)は,全ての樹種で極めて高い値となり(23.8 – 73.7 CP%),ルーメン内微生物によるタンパク質利用性および消化率の低下には注意が必要であることが示唆された.
キーワード:栄養含量,季節変化,重量推定,樹葉,動物園

京都大学他との共同研究論文が日本霊長類学会の準機関誌”Primates”に掲載されました。
「飼育下テナガザルにおいてチューブ課題遂行時に見られた利き手」
(ルカ・モリーノ,打越万喜子,フレッド・ベルコビッチ,ウィリアム・D・ホプキンス,松沢哲郎)
Morino L, Uchikoshi M, Bercovitch F, Hopkins WD, Matsuzawa T (2017) TUBE task hand preference in captive hylobatids. Primates. doi:10.1007/s10329-017-0605-z
[要旨] The link between laterality in humans and other primates is still hotly debated. Hylobatids have been rather neglected in this research area, yet they can provide important insights: 1) they share with humans a complex vocal repertoire – which in humans is thought to be associated to brain hemispheric specialization and lateralized behaviors; 2) their adaptation to arboreality has produced unique postural constraints; 3) the little that is known about laterality in gibbons is contradictory (captive studies provided conflicting results, while a field study on siamangs reported a population-level left-hand preference). To clarify matters, we investigated hand preference in captive hylobatids (N=42: 22 siamangs (Symphalangus syndactylus) and 20 gibbons (Hylobates sp.; Nomascus leucogenys)) in 9 Japanese facilities. We had a large sample size, controlled for possible confounds (posture, enclosure limitations) and used a well-established testing protocol (TUBE task). Handedness indexes calculated from raw frequencies and bouts were highly correlated and showed a significant left-hand skew, which is consistent with data from wild siamangs. Major differences between captive and wild siamangs were a larger number of ambiguously handed individuals, and no significant age-related variation in captivity. The use of the index finger elicited a much more strongly lateralized response than the thumb. These results confirm a left-hand preference in siamangs, but were equivocal in other hylobatids, and suggest selective pressures that may have acted on the highly arboreal hylobatids to favor handedness. Our study also indicates factors that could explain the discrepancy in the literature between handedness studies from captive and wild primate populations.
Keywords: laterality; siamang; postural origin hypothesis; arboreality; thumb

論文掲載が決定しました。
「動物園における教育プログラムのための動物行動観察支援システム」

吉田信明,田中正之,和田晴太郎 (2016) 動物園における教育プログラムのための動物行動観察支援システム. 情報処理学会論文誌(印刷中)
[要旨] 動物園の主要な社会的役割に環境教育・命の教育があるが,学校の遠足・校外学習を含め,多くの来園者は動物を単に眺めるにとどまり,十分な観察・学習ができていないと指摘されている。この課題に対し,著者らは,動物の行動やその意味への理解を促す教育プログラムでの利用を想定し,単に動物を「眺める」にとどまらない,より深い動物観察の機会を来園者に提供するための,動物行動観察支援システムを開発した。このシステムでは,プログラムへの参加者は,タブレット端末を用い,観察対象の動物の位置・行動を時系列でーたとして記録する。このようにして記録された行動データは,システムによりデータベースに集約される。著者らは,本システムの評価実験を行い,被験者の動物への理解が高まったことを検証した。その一方で,本システムを用いた教育プログラムの開発に向けた課題も明らかになった。

「異業種団体との協働によるツシマヤマネコを題材とした教育プログラムの開発と教育効果」
岡部光太,髙木直子,和田晴太郎,松本朱実 (2016) 異業種団体との協働によるツシマヤマネコを題材とした教育プログラムの開発と教育効果. 日本動物園水族館教育研究会誌23: 5-13.
[要旨]  国内の動物園で展示される日本産動物は,一般来園者にとって地味なイメージが強く,注目される機会が少ない。ツシマヤマネコは,日本の対馬にのみ生息する絶滅のおそれがある動物種であるが,同様にその存在はあまり知られていない。京都市動物園は環境省のツシマヤマネコ保護増殖事業に参画し,2012 年よりツシマヤマネコの飼育展示と,一般来園者向けの普及啓発事業である「やまねこ博覧会」を行ってきた。今までは,普及啓発事業の教育プログラムを職員有志が実施してきたが,教育内容の充実を図るべく,2015 年度は,分野が異なる地域の2 団体,「人形劇団」・「交響楽団」と協働で実施した。プログラムの教育目標を「ツシマヤマネコ」「生息環境」「保護活動」についての参加者の認識を図ることと措定し,それぞれ30 分前後の教育プログラム(人形劇・コンサート)を実施した。そして参加者の学びを評価するために,自由記述式の事前・事後の質問紙調査を行った。その結果,各プログラムで工夫した点と参加者の学びの関連において,いくつかの特徴が得られた。人形劇では,飼育個体に扮した実物大人形や生息数を視覚に訴える図などの工夫した教材の活用がなされ,参加者の質問紙には「保護」に関わる記述が多く示された。コンサートでは,演奏した楽曲に幅広い年齢層から評価を得られ,職員によるガイドを踏まえて,「ツシマヤマネコ」の知識に関わる記述が多く示された。また,どちらのプログラムでもツシマヤマネコに対する肯定的な情意やツシマヤマネコとの関わりについての表現が示された。地元の異業種団体と協働したプログラムの実施とその教育効果の質的な評価により,多角的なアプローチとスキルを介したプログラム内容が,参加者のツシマヤマネコの生態や保全についての関心や理解を支援したと考えられる。

「動物園のチンパンジーに認知課題として道具を用いる給餌装置を導入する:新しい型の道具使用の獲得と行動や空間利用に及ぼす効果」
Yamanashi Y, Matsunaga M, Shimada K, Kado R, Tanaka M (2016) Introducing tool-based feeders to zoo-housed chimpanzees as a cognitive challenge: spontaneous acquisition of new types of tool use and effects on behaviours and use of space. Journal of Zoo and Acquarium Research 4(3): 1-9.
DOI: 10.19227/jzar.v4i3.235(外部サイトへのリンクです)
[要旨] 認知的課題を与える環境は,飼育下動物の福祉には不可欠である。課題を提供することで、動物の自然な行動を促進し,また個人差に対応することができるかもしれない。私たちは,杵突きフィーダーと浸し釣りフィーダーの2種類を考案した。杵突きフィーダーは,野生のチンパンジーで観察された杵突き行動にヒントを得て、チンパンジーがやわらかい食べ物を突いて出すことを期待した。浸し釣りフィーダーは,野生のチンパンジーで観察されたアリ釣り行動と同様の作用を,刺激するように設計された。我々は(1)どのようにチンパンジーが道具使用行動を獲得し,(2)チンパンジーの行動と空間の利用に関するフィーダーの影響を調査した。調査対象個体は、京都市動物園で飼育中の5個体のチンパンジーだった。2014年3月から5月に行われた研究1では,私たちは、2つのタイプのフィーダーを導入し,チンパンジーの行動と,彼らが使用する道具の特性(長さ、幅など)を検討した。2014年9月と10月に行われた研究2では,フィーダーが利用可能(エンリッチ条件)と利用できない(統制条件)日をランダムに設定した。研究1では,すべての大人のチンパンジーが,浸し釣りフィーダを使用することができ,2個体は杵突きフィーダ難易度レベル1をマスターした。そのうちのメス1個体は,効率を高めるために彼女のツールや行動を変えて,難易度レベル3に進んだ。赤ん坊1個体は,試行錯誤によって道具を使用し始めた。研究2では、エンリッチメント条件で、道具使用行動が増加し,ストレス関連行動が減少し,空間使用が変化した。これらの結果からは、今回の道具使用を促すフィーダーは,チンパンジーに適切な認知課題を提供したことを示唆している。

「飼育下アジアゾウにおける鼻利用の社会的意義」
Saki Yasui and Gen’ichi Idani (2016) Social significance of trunk use in captive Asian elephants.
Ethology Ecology & Evolution オンライン版(平成28年5月23日公開)
(DOI: 10.1080/03949370.2016.1179686)
[要旨] 接触行動は,様々な哺乳類において社会関係を維持するのに重要な役割を果たしている。アジアゾウ(Elephas maximus)において,鼻先で相手の身体を触る行動は,非常に一般的な社会行動の一つである。これまで詳細な研究は少なかったものの,この行動は親和的行動と考えられてきた。この研究では,鼻先での接触行動が親和的行動か,また他の機能があるかを検討することを目的とした。
 著者らは,タイで飼育下アジアゾウ集団の直接観察を行った。ゾウは,鼻でお互いに体を触るとき,鼻をU字型(Uタイプ)またはS字型(Sタイプ)にして触っていた。Sタイプは主に,他のゾウの口を触るときに観察された。Sタイプは,しばしば闘争や遊びの文脈で観察され,とくに大人の間では,威嚇や優位を示す行動と考えられた。一方,Uタイプは,ゾウたちが混乱したときに通常時よりも頻繁に観察され,慰めの機能を持つように思われた。また,生殖器へのUタイプでの接触は,赤ん坊(1歳以下)との交渉によく使われるにもかかわらず,他の哺乳類における視覚的な威嚇と類似した行動であるという点で,アジアゾウでの珍しい行動と言えるかもしれない。Uタイプは霊長類における社会的グルーミングやイルカにおけるフリッパーラビングと同じような行動であり,親和的な関係性の指標として使える可能性が考えられた。このように,アジアゾウはモチベーションや状況に応じて,他個体に触るときの鼻の形を変化させることがわかった。この鼻の使い方の違いを明らかにすることは,個体間の社会関係を理解するのに役立つと考えられる。

(和文論文)
田中正之(2016) 動物園動物のこころをさぐる. 動物心理学研究66(1): 53-57. DOI: http://doi.org/10.2502/janip.66.1.8(外部サイトへのリンクです)
田中正之(2016) 生まれ変わった動物園-京都市動物園での研究と教育-. NU72016.07(6): 3-8.
(目次のみ)

毎日新聞 大阪版夕刊「きょうの動物園」(連載) (毎日新聞のウェブサイトへリンクされています)

2016年4月からスタート
田中正之(2016) ゴリラの知性,目で見て実感. (2016年4月23日)
田中正之(2016) 見つめ合える隠れた人気者. (2016年5月21日)
田中正之(2016) ゾウをもっと知りたい. (2016年6月18日)
田中正之(2016) 気軽に行ける自然の入り口. (2016年7月16日)
田中正之(2016) 群れの中で遊んで甘えて成長.(2016年8月13日)
田中正之(2016) 誕生と死,身近に.(2016年9月10日)
田中正之(2016) 動物が喜ぶことって?(2016年10月8日)
田中正之(2016) 知ろう、守ろう 身近な在来種(2016年11月5日)
田中正之(2016) 「勉強」も調査もこつこつと(2016年12月3日)
田中正之(2017) ゾウの時間 歩みはゆったり?(2017年1月7日)
田中正之(2017) 継続を力に5年半ぶりの進歩(2017年2月4日)
田中正之(2017) ゾウと人が一緒に暮らす国(2017年3月11日)

日本動物園水族館協会(JAZA)広報誌「どうぶつのくに」のウェブサイト
どうぶつのくに.net(連載)

ドクター・田中正之の「Edutainment in Kyoto Zoo」(外部サイトへのリンク)
Vol.31 ローラの本領発揮!?(2016年4月3日)
Vol.32 Edutainment in Laos~ラオスに行ってきました~(2016年5月9日)
Vol.33 8年の足あと ~勉強に参加してくれている仲間たち~(2016年5月31日)
Vol.34 育休から復帰したお母さん、コイコ(2016年7月6日)
Vol.35 学生がいっぱい(2016年8月30日)
Vol.36 夏が過ぎ・・・(2016年10月8日)
Vol.37 変わる者,変わらぬ者(2016年11月18日)
Vol.38 父が父なら子は・・・(2017年1月11日)
Vol.39 動物を使ったエンターテインメント(2017年3月14日) <新着>
 

京都市動物園の「サバイディー!エレファンツ」(外部のサイトへのリンク)
Vol.11 Happy Birthday!      (2016年4月4日)
Vol.12 同居に向けついに始動っっ!!!(2016年4月17日)
Vol.13 ラオスに行ってきました part1(2016年5月7日)
Vol.14 何がかわったかな? (2016年6月4日)
Vol.15 ラオスに行ってきました Part2(2016年7月15日)
Vol.16 夏美ブンニュンお誕生会とその後の美都ちゃんのお話(2016年8月15日)
Vol.17 美都ちゃん,サツマイモ畑に突入(2016年11月10日)
Vol.18 ラオスに行ってきました パート3(2017年1月10日)

受  賞

平成27年度笹川科学研究助成奨励研究賞(外部サイトへのリンクです)
岡部 光太「日本の絶滅危惧種ツシマヤマネコについて学ぶ、市民協働による複数の教育プログラムの開発及び実施」
(ブログでご紹介しました。こちらのページ

生物多様性アクション大賞2016(外部サイトへのリンクです)
入賞「守れ!イチモンジタナゴ!!プロジェクト」
(ブログでご紹介しました。こちらのページ

国際会議での発表

1. Tanaka M (2016) Serial learning in zoo primates -cognitive enrichment and exhibition of primate intelligence in Kyoto City Zoo- (PS27A-06-328). 31st International Congress of Psychology (July 27, 2016, Yokohama, Japan).
2. Yamanashi Y, Matsunaga M, Shimada K, Kado R, Tanaka M (2016) How do chimpanzees acquire new behavioral patterns in a zoo?: application of knowledge derived from cognitive studies to zoo animal welfare (CS27-16-1). 31st International Congress of Psychology (July 27, 2016, Yokohama, Japan).
3. Tanaka M (2016) Serial learning and working memory in an infant western gorilla (Gorilla gorilla). (August 25, 2016, Chicago, US).

講演・シンポジウム・成果報告会発表,等

田中正之 (2016) ラオスでゾウとヒトと出会う. 野生動物学のすすめ(2016年4月16日,京都市)
米田弘樹 (2016) ゾウの繁殖プロジェクト進捗報告. 野生動物学のすすめ(2016年4月16日,京都市)
岡部 光太 (2016) 日本の絶滅危惧種ツシマヤマネコについて学ぶ、市民協働による複数の教育プログラムの開発及び実施. 平成27年度笹川科学研究奨励賞受賞研究発表会(2016年4月22日,東京都)
高野中学科学部・田中正之・和田晴太郎 (2016) ゾウとシマウマの糞から作った肥料の評価. 第19回SAGAシンポジウム(2016年11月19日,宇部市)
吉田信明・田中正之・和田晴太郎 (2016) システムによる飼育日誌作成支援に向けた日誌データの分析. 第19回SAGAシンポジウム(2016年11月19日,宇部市)
清水美帆・吉田信明・田中正之・和田晴太郎 (2016) オープンソースソフトウェアを活用したアジアゾウの行動取得システム. 第19回SAGAシンポジウム(2016年11月19日,宇部市)
山梨裕美・松永雅之・伊藤二三夫・板東はるな・水野章裕・島田かなえ・門竜一郎・田中正之・野上悦子・平田聡 (2016) 飼育チンパンジーのベッド作り. 第19回SAGAシンポジウム(2016年11月19日,宇部市)
Tanaka M, Nagao M, Mizuno A (2016) Serial learning of Arabic numerals and working memory in a captive infant western gorilla. 第76回日本動物心理学会大会 (2016年11月24日, 札幌市)
高木直子・田中正之・和田晴太郎・釜鳴宏枝・松永雅之 (2016) 希少種イチモンジタナゴの飼育下繁殖と野生再導入を通した市民への環境教育. 自然保護助成基金第22回成果発表会(2016年11月26日,東京)
岡部光太 (2016) 小学生飼育体験参加者の気付きと着目点の一例. 第57回日本動物園水族館教育研究会 (2016年11月26日,新潟市)

シンポジウム,教育プログラムの主催等

京都大学と京都市の「野生動物保全に関する研究と教育の連携協定」を記念した周年事業として,
「野生動物学のすすめ」 を
平成28年4月16日~17日に開催しました。
本事業の一部は,グランドオープン記念事業「野生と出会う」の第2弾「ラオスでゾウと出会う」企画展として
また,京都府立植物園,京都水族館,京都市青少年科学センターとの4園館の連携事業
「きょうと☆いのちかがやく博物館」の本年度1回目の協同事業としても行われました。 
「野生動物学のすすめ」の開催案内はこちらのページです。(新しいウィンドウが開きます)
「野生動物学のすすめ」の開催報告はこちらのページです。(新しいウィンドウが開きます)

教育への貢献

平成28年度京都府教育委員会「子どもの知的好奇心をくすぐる体験授業」
1. 田中正之 (2016) 動物園を学ぶ&サルを見てヒトを知る.(2016年8月4日,京都府立宮津高等学校)
2. 田中正之 (2016) 動物園を学ぶ(「どうぶつえんのじゅうい」).(2016年9月12日,亀岡市立つつじヶ丘小学校)
3. 田中正之 (2016) 動物園を学ぶ&サルを見てヒトを知る.(2016年9月21日,京都府立洛北高等学校附属中学校)
4. 田中正之 (2016) 動物園を学ぶ&サルを見てヒトを知る.(2016年11月29日,京都府立洛東高等学校)

[大学講義]
田中正之 (2016) 動物園のつくり方(京都工芸繊維大学・博物館展示論IIのうちの3コマ分).(2016年10月4日, 11日,18日,京都工芸繊維大学)

(2)教育プログラムについて

生き物・学び・研究センターでおこなう教育プログラムについてお知らせします。

(1)「動物園大学 ~野生動物学のすすめ~」

科学技術振興機構(JST)が,科学技術,理科,数学に関する観察,実験,実習等の体験的・問題解決的な学習活動を支援する「サイエンス・パートナーシップ・プログラム(SPP)(JSTのウェブページへリンクしています)に2013年度,2014年度と採択されました。
NEW 平成27年度は,SPPの後継プログラム「中高生の科学研究実践活動推進プログラム(学校活動型)」に京都市教育委員会から申請され,採択されました。枠組みは変わりましたが,学習支援を継続していきます。

SPP「動物園大学」の活動記録については,こちらのページをご覧ください。

(2)実践プログラム

   京都精華大学
    平成28年4月11日 活動ガイダンス
    平成28年4月12日 調印式(協定書
    平成28年4月18日 噴水池,京都の森
    平成28年4月25日 おとぎの国屋上,ワークショップ準備
    平成28年5月2日  ブーブー笛ワークショップ
    平成28年5月9日  ヤリタナゴの観察,グリーンウォール苗づくり,京都の森

     平成28年5月16日  おとぎの国屋上緑化,白川生き物調査,二枚貝の分類検索及びナンバリング
    平成28年5月23日 京都の森棚田・上段田植え(赤米),アフリカの草原グラウンド・環境整備,
                京都の森・水路定点調査
    平成28年5月28日 公募当選者とともに京都の森棚田・下段田植え(かぐらもち) 
    平成28年5月30日 噴水池,京都の森棚田・水路
    平成28年6月6日  噴水池,グリーンカーテン等
    平成28年6月13日 ハーブ,噴水池,タナゴ,たんぼ,猛獣脱出対策訓練
    平成28年6月20日 ゾウのうんちはがきワークショップ準備,おとぎの国屋緑化ひまわり播種
    平成28年6月27日 羊毛の洗浄,噴水池の藻掃除,グリーンカーテン用ネットの設置
    平成28年7月4日  ゾウのふんのひりょうプレゼント用小袋準備,おとぎの国屋上緑化東面整備
    平成28年7月11日 おとぎの国屋上緑化,ヨシの皮むき(ワークショップ準備)
    平成28年7月18日 ゾウのうんちではがきを作ろう ワークショップ
    平成28年10月3日  ムラサキコマチの稲刈,園内活動フィールド観察
    平成28年10月10日 ゾウのうんちではがきをつくるムラサキコマチ脱穀
    平成28年10月17日  展示作業,おとぎの国屋上準備作業
    平成28年10月24日 たんぼ田起こし・レンゲ播種,おとぎの国屋上緑化エリア整備・菜の花播種
    平成28年11月7日  ゾウとシマウマの肥料による土づくり,菜の花畑への追肥,木の枝ベッド準備
    平成28年11月14日 羊毛フェルト
    平成28年11月21日 
落葉集め+腐葉土作り,肥料配布用袋詰め作業
    平成28年11月28日 つるし柿作り,管住性ハチ類の観察
    平成28年12月5日  
京都の森・小川調査及び整備,グリーンウォール撤収作業,つるし柿作り
                  鳥の羽パウチしおりワークショップ準備
    平成28年12月12日 土作り,むかごの収穫,ヨシのワークショップ準備,ヤマカガシの観察など
    平成28年12月19日 サウンドスケープ,キリン舎の室内環境整備,つるし柿の経過観察
    平成28年12月26日 餅つき

   ・京都市立第四錦林小学校
    平成28年5月10日 今年も2年生と学習します。 

     平成28年6月2日  ゾウのふんのひりょうについて,野菜を育てる
    平成28年9月8日  ゾウの糞の肥料でできた野菜をゾウとアカゲザルにプレゼント
                 Ver2             
                 国語「どうぶつ園のじゅうい」Ver2

 

   ・京都市立錦林小学校
    平成28年5月31日 京都の森棚田・中段田植え(赤米),錦林小学校2年生
    平成28年6月15日 4年生 京都市動物園の歴史と魅力
    平成28年6月16日 5年生 総合学習「なりたい自分をみつけよう」
    平成28年9月13日 3年生 動物のすみかをしらべよう
    平成28年10月3日 2年生 ムラサキコマチ稲刈
    平成28年10月18日 1年生 どうぶつのあんなことこんなこと
    平成28年11月2日 4年生 動物園と琵琶湖疏水
    平成28年11月30日 1年生 いきもの なかよし だいさくせん
    平成28年12月1日 4年生 琵琶湖疏水を世界遺産に

     平成28年12月9日  1年生 公開授業(第3回全国キャリア教育研究 京都大会)

     平成27年度活動実績
        
平成26年度活動まとめ


 (3)遠隔授業

   京都市教育委員会学校事務支援室の協力を得て,テレビ会議室を活用して実施します。
   なお,私立学校や他府県の場合は,Skypeあるいはappear.inを活用して実施します。
   
   平成27年5月10日(日) NPO法人スーパーサイエンスキッズ
   平成27年6月7日(日)  NPO法人スーパーサイエンスキッズ
   平成27年9月10日(木) 雲雀丘学園小学校

   平成27年11月19日(木) 草津市立志津小学校
   平成28年9月23日(金) 草津市立志津小学校学校HP


 (4)「きょうと☆いのちかがやく博物館」3園館包括交流連携協定

 3園館が「いのちかがやく」を共通のコンセプトに連携し,次世代に向けた京都の自然環境の継承及び体験・啓発等をハーモナイズアップさ   せ,地域や社会の活性化に一層貢献していくことを目的に連携しました。

  平成27年3月20日  「包括交流連携協定」
  平成27年5月16日  「ゾウさん、オットセイさんのウンチでバナナを育てる」
  平成27年7月29日  「夏休みの宿題 いきもの相談会」
  平成27年8月27日  「夏休みの宿題 フォローアップ相談会」
  平成27年9月13日 「生物多様性を学ぶ~ヤリタナゴの再導入にむけて~」
  平成27年11月22日 「いきものスケール」
  平成28年2月27日 「いきものモビール」
  平成28年4月17日 「野生動物学のすすめ」
  平成28年10月22日 「ゾウさんにバナナをプレゼントしよう」
  平成28年11月20日 「いきものスケールII」
  平成29年2月5日 科博連サイエンスフェスティバルin青少年科学センター
平成29年3月22日 4園館連携一周年記念 PRイベント in コトチカ京都

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