いのちかがやく京都市動物園構想2020動物園のご紹介

京都市動物園では、多様化する環境教育のニーズに対応するとともに、全国の動物園の中で希少動物の繁殖や研究・教育において、主導的な役割を果たしていくため、新たな構想『いのちかがやく京都市動物園構想2020(ニーゼロニーゼロ)~いのちをつなぎ、いのちが輝く動物園となるために~』を令和2年2月28日に策定しました。

内容

(1) 京都市動物園理念

動物園の役割は時代とともに変化してきました。地球規模での環境破壊が進むなか、いま、現代における新たな動物園像が求められています。人間もまた地球に生きる動物の一員であることを踏まえ、京都市動物園は、ヒトを含む全ての動物のいのちと暮らしに敬意を持って向き合い、市民の皆様とともに動物園文化の成長と発展に寄与することを目指します。

(2) 行動指針

  • 1 種の保存
    絶滅のおそれのある動物種の繁殖に取り組み、希少種のいのちをつなぎ、種の保存に寄与します。
  • 2 動物福祉
    動物の福祉に配慮し、いのちを輝かせる飼育・展示を行います。
  • 3 研究
    野生動物の行動や生態、動物福祉等の研究を推進し、生物多様性の保全に寄与します。
  • 4 楽しく学ぶ
    種の保存の取組や研究の成果を活かし、幅広い年齢層を対象に環境教育を実践し、楽しい学びの場を提供します。
  • 5 安心安全
    安心で安全な動物園であり続けます。
  • 6 発信
    様々な市民・団体との共汗により、人と動物に係る文化を発信します。

(3) 5つの柱

  • 柱1 生物多様性の保全に力強く貢献し、日本をリードする動物園
  • 柱2 野生動物の行動や生態、福祉を研究する世界水準の動物園
  • 柱3 文化教育施設として日本国内のオンリーワンを目指す動物園
  • 柱4 多くの人が集い、多くの学びを広げる動物園
  • 柱5 「近くて楽しい動物園」の更なる発展

新構想本冊 P1-7 P8-17 P18-27 P28-37 P38-41

新構想概要版

動物福祉に関する指針

動物福祉に関する指針(改訂版 令和4年3月31日)