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動物園のご紹介

動物園からご挨拶

  この度,平成29年4月1日付けで第31代京都市動物園長に就任いたしました片山博昭でございます。

  京都市動物園は,明治36(1903)年4月に開園した,全国で2番目に歴史のある動物園であり,市民の皆様から多額の寄付が寄せられ,全国で初めて市民の手によって創設された動物園です。

  本園では,平成21年に策定した「共汗でつくる新『京都市動物園構想』により「近くて楽しい動物園」を目指し,開園しながら約7年間にわたる施設整備を進め,平成27年11月にグランドオープンいたしました。昨年度はグランドオープン記念事業として動物園の新施設を活用した様々なイベント等を実施し,新しくなった動物園を広く知っていただき,楽しんでいただくための取組を進めてまいりました。本年度も引き続き,京都市民の皆様のみならず,京都を訪れる多くの方々に動物園にお越しいただけるよう魅力あふれる動物園づくりに努めてまいります。

 

 現代の動物園は,その中心的な役割として,絶滅が危惧されます野生動物を飼育下で繁殖させる「種の保存」事業を担っています。本園は,日本で初めてとなるニシゴリラの3世代に渡る繁殖を始め,希少野生動物の繁殖で実績をあげてまいりました。今後は,ラオス人民民主共和国からいただきました貴重なアジアゾウによる「ゾウの繁殖プロジェクト」やグレビーシマウマの繁殖などの国際的な取組みを行うとともに,国内で絶滅が危惧されているツシマヤマネコの保護増殖事業にチャレンジする等,国内外と協力した「種の保存」に積極的に取組んでまいります。

 

 また,本園では,『大学のまち』京都の中心地にある地の利を活かし,京都市と京都大学との間で結ばれた「野生動物保全に関する研究・教育の連携協定」をはじめとしまして,様々な大学や研究機関との連携協定を結び,協働してまいりました。今や「研究」や「教育」は,動物園の重要な役割となっていますが,本園は研究と教育を基幹事業として位置付け,平成25年に研究と教育を担う「生き物・学び・研究センター」を全国に先駆けて設置しました。今年度はより一層の機能強化をめざし,同センターの「パワーアップ事業」として,種の保存や動物福祉に関する研究を推進し,先進的な教育サービスを市民の皆様に提供してまいります。

 

 さらに,本園では,平成26年6月に「京都市動物園Zoo~っとサポーター」と名付けた,市民参加型のサポーター制度を創設しており,広告掲示やエサ代など様々な形で多くのご寄付を賜り,動物園の活動を支援していただいております。市民や企業の皆様のご寄付を通して動物園運営に参画いただき,動物園を更に身近に感じていただくとともに,動物園の更なる魅力の向上の実現を目指すものであります。この機会にそうした趣旨にご賛同いただき,是非ともサポーターになっていただきたいと存じます。

 

 今後も共汗でつくる新「京都市動物園構想」の基本テーマであります「近くて楽しい動物園」の更なる充実と発展に向けて,職員一同全力をあげて取り組んでまいりますので,皆様のご来園,ご支援を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

 

               平成29年4月 京都市動物園長 片山 博昭

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