困っている人を手助けできる自分でいたい
株式会社 得夢
営業担当
本井 玲渡
龍谷大学 経営学部卒業
京都には伝統ある企業やスタートアップなど、さまざまな魅力ある企業があります。そんな京都企業の「若手社員インタビュー」を特集しています。
第9回目は「株式会社得夢」で働く本井さんにお話を聞きました。
私は「とりあえずやってみよう」をモットーにサークル・アルバイト・学生団体・ボランティア・バックパッカーなどをしながら、学生生活を過ごしていました。サークルは掛け持ち、アルバイトは塾やカフェで働いていました。学生団体では古民家を改修してみんなが気軽に集まれる場所を作っていました。ボランティア活動では東北の被災された小学校のお祭りのお手伝いや、全国の修学旅行生に京都を案内するツアーもしていました。北は北海道から南は九州まで旅行に行ったり、1人で海外に行ったりもしました。やるかやらないかの選択肢があったら、やると決めていましたね。
就職活動は軸として、友達など自分の近くの困っている人に何か手助けができる仕事を探していました。中小企業を中心にとにかく説明会に足を運んでいましたね。
自分の近くの困っている人に手助けできる自分でありたい。自分にとってのありたい姿がこの会社でなら実現できると思ったからです。
株式会社得夢で働くみなさんはお客さんが困っていたら保険にかかわらずお手伝いします。引っ越しの荷運びから離婚調停まで。お客様が他の保険会社に入っていても保険金請求などのお手伝いもされていました。
また、従業員を大切にしているというのも入社を決めた理由の1つです。私が面接を受けた時、ちょうど就業規則を改訂しているタイミングでした。お客さんによっては土日しか都合の合わない方がいます。
そのため、私たち従業員の出勤時間をずらすことができる、フレックス制度の導入を検討されていました。実際に今この制度が導入されています。お客様も従業員も自分の都合の合うように働ける環境づくりをしているのだと感じました。
最初は事務のお手伝いや、上司の営業に同行していました。入社当初から今も続いていることと言えば週に2~3日、研修を受けていることです。保険は主契約がどうか、特約がどうかなどを理解していないと、お客さんを「守る」ことができません。数年ごとに内容も変わるので、今は研修を受けながら商品についての理解を深めています。また、最近ようやく1人で営業ができるようになり、実際に保険を通してお客さんを「守る」ということを実践しています。やっぱり色んなお客さんと話すのは楽しいです。お客さんが困ったときにお手伝いができることが私のやりがいです。
いい意味で狭いことですね。私は出身が滋賀で大学から京都に来ました。滋賀には人が集まるハブみたいな場所が少なかったのに対し、京都で暮らしていると、人が集まるハブやコミュニティが多いと感じました。大学時代から京都で暮らしていて、京都には学生が集まる場所、学生と大人が繋がることのできる場所、大人同士の交流の場所、それぞれが点在しています。
この会社に入ってからは大学の先輩や京都の知り合いがうちで保険に入っていたなんてこともありました。学生から社会人になっても同じように関わることができている人が多くて、その点、暮らすのも働くのも京都でよかったなと思います。
実は、無理をして就職をしなくてもいいと私は思っています。私は大学卒業後の6月からここで働いています。在学中に複数内定はもらいましたが納得できずに続けたからです。
実際、この会社に受からなければ猫カフェか花屋さんでアルバイトをして暮らそうと思っていました。日々生きていくだけなら自分が好きで楽しく働ければそれで十分でした。
それでも僕が就職を選んだ理由は、友達など近くの困っている人の手助けがしたいという気持ちが強かったからです。困っている人を手助けするには何か1つ専門性があった方がいい、困っている人の手助けを企業に就職して学んで実際にやってみるところから始めてみようと考え、就職を決めました。
就活でよく聞かれる「なりたい姿」というのが僕にはどうしてもよくわかりませんでした。今、10年後どうなっていたいですかと言われても正直ピンとこない。それでも「困っている人を手助けできる自分でありたい」という想いは今ももち続けています。
就活生の皆さんも就職する理由をもう一度考えてみてください!そうすると就職以外の他の道が見えたり、自分の軸に気づかされるかもしれません!応援しています!
お話する中で何度も出てきた「困っている人を手助けできる自分でいたい」という言葉が印象的でした。
自分の中の軸がしっかりしている本井さん。
身近な人の誰かが困ったときのために学び続けるその姿勢に感激しました。
これからも応援しています!!