伝統の心と技で、文化遺産を未来に
文化財は、時間の経過と共に傷み、朽ちていきます。それは物である以上仕方のないことです。
しかし、少しでもその価値が失われないように、劣化を少しでも緩やかに抑え、傷みが広がらないようにしていけば、長く本来に近い姿を保つことができます。それが、保存と修理なのです。人間で例えるならば、少しでも長生きをするために健康を保ち、病になった部分を治療する、医療と同じことであるとも言えるでしょう。
項目 | 評価点 |
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職場環境(雰囲気)が良い | 5 |
福利厚生が充実 | 4 |
教育・研修制度が充実 | 4 |
給与水準・待遇 | 4 |
世に誇れる製品・サービス・技術 | 9 |
休日が多い | 5 |
合計 | 31 |
※企業による自社評価 登録されている企業が、それぞれの項目に1〜10点の点数を振り分けて、自社評価しています。
会社の強み
近年の光学的調査部門の進歩には、めざましいものがあります。文化財を修理する際、着手する以前に、まずさまざまな調査が必要です。X線撮影、赤外線撮影、紫外線照射などによって、肉眼では見ることのできない部分の調査も行われます。また、実体顕微鏡撮影では、裂や紙の繊維などの細部構造の研究も行われます。
弊社ではこのような日々の進歩に対応する意味からも、綿密な打ち合わせや意見交換などを積極的に行っています。
会社の自慢
伝統に固執するのではなく、受け継がれてきた優れた技、先人達の思いや作品を敬う心は大切に受け継ぎながらも、同時により作品に見合った新たな技術が見つかれば、柔軟にそれを取り入れます。守るべきものは守り、変えるべきところは変えていく。これは、古都・京都の町がもつ心意気でもあります。
京都に居を構える宇佐美松鶴堂も、その心を胸に、現在もその技術を一途に磨き続けています。
会社の特色
弊社は、昭和26年より京都国立博物館に文化財保存修理所を設置し、国宝、重要文化財などの修理を行ってきました。また、西本願寺御門前の本社を全面新築し、とくに防災設備を完備して、安全度のきわめて高い状態での美術品の修理に万全を期しています。一方、かねてより在外文化財の修理や外国からの研修生の受け入れなども行っていますが、これを機に、表装を通じての国際文化交流を、さらに積極的に進めていくつもりです。
会社の社会貢献
海外への技術提供を積極的に行っています。フランスはパリのルーヴル美術館や台湾・スペイン・イギリス・アメリカ等各国の美術系の大学生や、博物館の職員の方々がインターンシップで2週間~半年程度、弊社にて技術を学びます。各国の美術館や博物館に展示されている、世界に誇る日本の文化財を守り続けています。
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法人名 | 株式会社宇佐美松鶴堂 (カブシキガイシャウサミショウカクドウ) |
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業種 | 伝統、その他 |
事業内容 | ■文化財(絵画・書蹟・染織品等)の保存修理 ■西本願寺免物調進並に修理 ■寺院佛閣等の障屏画、掛軸の修理表装 ■茶掛表具、風炉先屏風、茶席襖等新調一式 ■掛軸、額装、巻子装(巻物)、屏風、衝立等あらゆる表装工事の新調御仕立および御修理 |
創業 | 1780年代(天明年間) |
資本金 | 1000万円 |
代表者 | 代表取締役 宇佐美 直八(ウサミ ナオハチ) |
本社所在地 | 〒600-8349 京都府京都市下京区西中筋通花屋町下る堺町98番地 |
本社電話番号 | 075-371-1593 |
本社FAX番号 | 075-371-6838 |
事業所所在地 | 下京区 |
ホームページURL | http://www.usami-shokakudo.co.jp/ |
採用予定 | 未定 |